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サムライ魂見せたろか?


by ryouya04
今日は暇だったので夕方から池袋の街を散歩した。

公園のベンチに腰掛けて僕はひとり風に吹かれていた。

まだ冷たい春の夕方の風

オレンジ色の夕焼け。

カラスの鳴き声。

面接での大失態で傷心したココロ。

ポエムのひとつでも書くには絶好のシチュエーションだ。

夕焼け空はなぜ赤いんですか?などというアフォな問いかけを思わずしてしまいそうだ。


昔、ひとりポエムが趣味という大変痛々しい趣味をもつ吉本という名の恥ずかしい友人ポエマーがいたことを思い出した。

当時の僕は、そんな彼の趣味を気持ち悪がり、彼の人間性全てを否定した。

そんな僕がポエムをここで書くわけにはいかない。

そこまでのステージに登る勇気はない。

まだ残っている僅かなプライドがポエム制作をかろうじて引き止めている。

そこまでいくにはまだ早すぎると決断し、ポエム制作を諦め、家へ帰った。

家に帰ってパソコンを開くと、さきほど紹介したポエマーが新しいポエムを更新していた。

やはり、今日はポエム日和だったのだな。

不思議な繋がりを感じながら、

僕はそのポエムを読み、

やはりポエムを書かなくて正解だったと心からそう感じていた。


Choose poem!!
# by ryouya04 | 2007-04-19 17:33

正直ものは救われる。

ふらりと立ち寄った定食屋さん。

『いらっじゃいませ~、おひどりざまでずかぁ?』

ピーンと来た。

こいつ東北出身だ。

『おひどりさまぁ、ご来店でぇす。』

『わがっだー』

どうやら、東北出身の夫婦がこの定食屋を切り盛りしているらしい。

活字だと、東北弁のイントネーションがうまく伝わらないのがもどかしい。

まぁいい、

さぁ何を食べようかとメニューをぱらぱらとめくっていると、目にある言葉が止まった。


『当店は、モンゴル産の塩を使用しています。』




ん?モンゴル?モンゴルって塩で有名なのか?

しかも丁寧に赤い色で囲ってまでいる。

店内を見回すと、店内の壁にも、

『モンゴル産の塩を使用しています』と書いてあるではないか。

大プッシュ。モンゴルをかなりプッシュしている。

僕が、知らないだけで、塩業界では、日夜、塩はモンゴルが熱い!などど囁かれているのかもしれない。

それにもしかしたら、モンゴルの塩が有名なのは周知の事実で、僕だけが知らないことなのかもしれない。

知的好奇心というのか知的探究心がくすぐられ、僕は意を決して店主に尋ねた。


『モンゴルって塩が有名なんですか?』





店主の答えは…






答えは…






その答えは…









   『わがんね。』









世の中は分からないことだらけである。人生も女も塩も。





Choose salt!!



ちなみにネットで検索したらモンゴルの塩は案外有名だった。
# by ryouya04 | 2007-03-01 01:06

男のプライド。

東京に来て、またもや僕は試練を与えられた。

何となくチャーハンが食べたくなって、ふらりと立ち寄ったラーメン屋。

真っ先にメニューにチャーハンがあることを確かめる。

しかし、ラーメンを付けてのセットにしても、あまり値段も変わらないため、チャーハンとラーメンのラーチャーハンセットなるものを頼んだ。


今日もひとりで食事。やはり食事はみんなでジョイフルで食うのがうまいなぁなどと考えていると、おばちゃんがやって来た。


しかし、僕のテーブルにやって来たのは、ご飯とラーメンのラーメンセット。

おいおい、おばちゃん。チャーハン食べたくて来てんだからそりゃないだろうよ。

おばちゃんの間違いを指摘しようとした。

しかし、待て待て。これから就職しようともしている大人の男がこれぐらいのミステイクに事を荒立ててどうする?

社会に出れば理不尽なこともあるだろう。

こんなちっちゃなミステイク、見逃してやる器の大きさが必要なんじゃないか。

あいきょう、あいきょう、と自分に言い聞かせおばちゃんのミステイクを見逃してやることにした。

僕は、まずいラーメンとご飯という炭水化物のコラボに舌鼓を打つことに懸命で、さっきのミステイクなどとうに忘れていた。


『ウィン』

自動ドアが開き、

新たな客が入ってきた。



おばちゃん、ラーチャーハンセットね



神はまたもや試練を与えなさる。せっかく忘れていたのに。またチャーハンを思い出したではないか。

もう今度は頭から離れない。

もう、ダメだ。こんなとこ早く出よう。なかったことにしよう。早く出てチャーハンのことなんか忘れよう。


おばちゃん、さっさとお会計だ。


会計を済ませている最中、さっき入ってきた客の声が聞こえた。







チャーハンうめぇ!




東京に来て、初めて泣いた。

Choose 炒飯!!
# by ryouya04 | 2007-02-18 21:55

兄弟の杯。

バイト面接16連敗という看板背負って東京の地へ来た。

もちろん、バイトを探すためではない。終身雇用を狙ってこの東京の地へ来た。

ビバ終身雇用。ビバ団塊の世代。



そして、僕は幸運か不運なのか東京初日にして就職が決まってしまうかのような体験をした。

そう、まさしく直也さんがアメリカで体験したことの日本版だ。

友達と夜、下北沢を歩いていたときのことだ。


細い路地を歩いていると、何やら後ろから車の気配。

山縣組組長として、道を譲るわけにはいかない。下のもんにも示しがつかねぇ。

平然と道を闊歩した。

ドンっ


轢かれた。

スピードは出てなかったとはいえ轢かれた。

てめぇ、こんにゃろーめがと思い、車の中を睨んだ。

完璧な893だった。

ふたりとも、パンチ佐藤を彷彿させる軽めのパンチパーマ。

やばい、殺される。東京湾に沈められると思った。

車の中からウィンドウもあけずに、口パクで

『だ・い・じ・ょ・う・ぶ・か?』

と聞いている。

怪我はないが、ここで下手に痛がったら、新しい怪我が増えるかもしれない。

とりあえず、オーケーという意味合いを含んで、

バッチリ親指を立てた。

相手もこの僕の男気を認めてくれたのか、財布から何か取り出そうとする。

僕はいい、いいという素振りを見せて、もう行っていいというジェスチャーを送った。

彼らの車はプッ!という短いクラクションを鳴らして去って行った。

彼らは一度も窓を開けることなく、去っていった。


もし、あそこで僕がお金を貰っていたら、契りを交わしたことになり、僕は就職内定を戴けたかもしれない。

悔やまれる初めての就職活動。

あそこで親指ではなく、中指立てていれば、恐らく僕は今この文章を書いてはいない。

今頃、天国でばぁちゃんと再会していることだろう。

生と死の境界線なんてそんなもんだ。

親父の髪より薄い。


それでもヒトは生きたがるんだなぁ。

都営浅草線の電車の音がかっこいいです。

Choose Dead or Alive!!
# by ryouya04 | 2007-02-14 16:41

幸せのカガク。

みんなも悩んでいることだろう就職活動。

分かるよ、オレソノキモチワカルヨ。

そして、ここ一週間で僕は就職活動に対して、誰よりもモチベが低い状態に陥った。病んだ。

家に引きこもっていると、神のお告げを聞いた。

『モチベをあげるんだもじゃ、みんなのモチベをあげるんだもじゃ』

それは僕に与えられた使命。今までの人生の中で僕が他人の役に立ったことはまずない。

そう、これは僕に与えられた使命。

まずは、ターゲットを探す。

ニガーカズを発見。

しかし、神が言う。

『そいつではないもじゃ、やめときなはれもじゃ』

神のお告げを信じ、カズのリクナビに2,3ブックマークをそっと増やしておいとくだけにとどめた。

これで神も喜びになる。

次なるターゲット、

チョヌン、韓国生まれ、温室育ちのキムコータくん。

彼も、やはり就職活動に対してセンシティブになっているもようで、白ソックスと白パッチは欠かせないご様子。

次なるターゲットはキムコータに決まった。

九州を愛する関西からの刺客カッカ、アンチ福岡キムチ伝道師コータ、僕の3人で就職活動懇親会は開かれた@亀ジョイ。


『オレは、世間を動かしたい。』

『フリーターってエントリーいる?』

『チョヌン、キムチクッパチュセヨ』


歯に衣着せぬ男達の情熱的な言葉が亀ジョイの空間に飛び交う。


ディスカッションは熱を帯びる。

そしてカッカの恋愛話でディスカッションの熱は最高潮に達する。


ディスカッションは終了した。



帰り際にコータが言った。

『今日ここ来てモチベ上がったハムニダ。今からリクナビ開いてエントリーすんねんぞイッソヨ』

どうやらコータのモチベを上げることにも成功したようだ。

ひとは僕をこう呼ぶ。

就職活動の放火魔。

あちこちで就活に対するハートに火をつけていく。

そして、その火付け役自身が、他の誰よりも、ハートに火をつけて欲しいと願っていることを誰も知らない。


次なるターゲットはあなたかもしれませんよ。


Choose entry!!
# by ryouya04 | 2007-01-27 00:27