サムライ魂見せたろか?


by ryouya04

<   2007年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧

男のプライド。

東京に来て、またもや僕は試練を与えられた。

何となくチャーハンが食べたくなって、ふらりと立ち寄ったラーメン屋。

真っ先にメニューにチャーハンがあることを確かめる。

しかし、ラーメンを付けてのセットにしても、あまり値段も変わらないため、チャーハンとラーメンのラーチャーハンセットなるものを頼んだ。


今日もひとりで食事。やはり食事はみんなでジョイフルで食うのがうまいなぁなどと考えていると、おばちゃんがやって来た。


しかし、僕のテーブルにやって来たのは、ご飯とラーメンのラーメンセット。

おいおい、おばちゃん。チャーハン食べたくて来てんだからそりゃないだろうよ。

おばちゃんの間違いを指摘しようとした。

しかし、待て待て。これから就職しようともしている大人の男がこれぐらいのミステイクに事を荒立ててどうする?

社会に出れば理不尽なこともあるだろう。

こんなちっちゃなミステイク、見逃してやる器の大きさが必要なんじゃないか。

あいきょう、あいきょう、と自分に言い聞かせおばちゃんのミステイクを見逃してやることにした。

僕は、まずいラーメンとご飯という炭水化物のコラボに舌鼓を打つことに懸命で、さっきのミステイクなどとうに忘れていた。


『ウィン』

自動ドアが開き、

新たな客が入ってきた。



おばちゃん、ラーチャーハンセットね



神はまたもや試練を与えなさる。せっかく忘れていたのに。またチャーハンを思い出したではないか。

もう今度は頭から離れない。

もう、ダメだ。こんなとこ早く出よう。なかったことにしよう。早く出てチャーハンのことなんか忘れよう。


おばちゃん、さっさとお会計だ。


会計を済ませている最中、さっき入ってきた客の声が聞こえた。







チャーハンうめぇ!




東京に来て、初めて泣いた。

Choose 炒飯!!
[PR]
by ryouya04 | 2007-02-18 21:55

兄弟の杯。

バイト面接16連敗という看板背負って東京の地へ来た。

もちろん、バイトを探すためではない。終身雇用を狙ってこの東京の地へ来た。

ビバ終身雇用。ビバ団塊の世代。



そして、僕は幸運か不運なのか東京初日にして就職が決まってしまうかのような体験をした。

そう、まさしく直也さんがアメリカで体験したことの日本版だ。

友達と夜、下北沢を歩いていたときのことだ。


細い路地を歩いていると、何やら後ろから車の気配。

山縣組組長として、道を譲るわけにはいかない。下のもんにも示しがつかねぇ。

平然と道を闊歩した。

ドンっ


轢かれた。

スピードは出てなかったとはいえ轢かれた。

てめぇ、こんにゃろーめがと思い、車の中を睨んだ。

完璧な893だった。

ふたりとも、パンチ佐藤を彷彿させる軽めのパンチパーマ。

やばい、殺される。東京湾に沈められると思った。

車の中からウィンドウもあけずに、口パクで

『だ・い・じ・ょ・う・ぶ・か?』

と聞いている。

怪我はないが、ここで下手に痛がったら、新しい怪我が増えるかもしれない。

とりあえず、オーケーという意味合いを含んで、

バッチリ親指を立てた。

相手もこの僕の男気を認めてくれたのか、財布から何か取り出そうとする。

僕はいい、いいという素振りを見せて、もう行っていいというジェスチャーを送った。

彼らの車はプッ!という短いクラクションを鳴らして去って行った。

彼らは一度も窓を開けることなく、去っていった。


もし、あそこで僕がお金を貰っていたら、契りを交わしたことになり、僕は就職内定を戴けたかもしれない。

悔やまれる初めての就職活動。

あそこで親指ではなく、中指立てていれば、恐らく僕は今この文章を書いてはいない。

今頃、天国でばぁちゃんと再会していることだろう。

生と死の境界線なんてそんなもんだ。

親父の髪より薄い。


それでもヒトは生きたがるんだなぁ。

都営浅草線の電車の音がかっこいいです。

Choose Dead or Alive!!
[PR]
by ryouya04 | 2007-02-14 16:41