サムライ魂見せたろか?


by ryouya04

僕達は世界を変えることができない。

僕達は時に、自分には理解し難い他人の行為や価値観に触れると受け入れることなしに拒絶する。


僕は努めてそのようなギャップを受け入れようとはしているけど、やはり自分には理解できないものを簡単には受け入れることが出来ないし、差別や偏見と同じでそれは本質的になくならないものだと思う。


しかし、問題はそこではない。

もし、他人に受け入れられなかった場合、ひとはいったいどんな言葉を発し、どんな行動をするのだろうか。

問題はそこにある。

きっとそこには僕が求める悲しみの奥深さがあるに違いない。


バスケ部のドンくんの話をしよう。

彼はマレーシア人で、今はまっている口癖は『いいんじゃん』である。

彼はややゲイっぽい服装や行動をするが、そこには直接触れられないATフィールドがある。

また彼は時折『ボクは、バイ(バイセクシャル)だから。』という冗談とも本気とも取れる発言を言い放つ。

みんな愛想笑いである。

そして事件は起きる。

9月の半ば、試合の遠征で僕らは鹿児島に来ていた。

夜、遠征先のホテルで、僕とナオキの部屋でヤンキーゆうすけとドンで酒を酌み交わしていたときである。

ベッドに横たわっていたナオキの横にドンが添い寝する。

ナオキはゲイ受けする顔を持つ鬱気味イケメンである。

デンジャラス!!

ドンはナオキが鬱気味な状態なのをいいことに、ナオキの体をまさぐっていく。

ナオキ 『なんだよ、やめろよぉ。』

ドン   『いいんじゃん』

この押し問答が1分ぐらい続いただろうか、最初は笑いながら拒否をしていたナオキも次第に言葉に熱がこもってくる。

『やめろってば!!』


ついにナオキは寝ていたベッドから立ち上がり、怒りをあらわにする。

そのとき、ドンは遠い目をして、去っていくナオキの背中に向かって淋しそうな顔でこう言った。

『ナンデ?』

その言葉には純粋すぎるほどの疑問の念しか込められていなかった。

ヒトとヒトとは簡単に理解できない、

これはそういう悲しい話である。


Choose love!!
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by ryouya04 | 2007-09-19 00:50