サムライ魂見せたろか?


by ryouya04

男のプライド。

東京に来て、またもや僕は試練を与えられた。

何となくチャーハンが食べたくなって、ふらりと立ち寄ったラーメン屋。

真っ先にメニューにチャーハンがあることを確かめる。

しかし、ラーメンを付けてのセットにしても、あまり値段も変わらないため、チャーハンとラーメンのラーチャーハンセットなるものを頼んだ。


今日もひとりで食事。やはり食事はみんなでジョイフルで食うのがうまいなぁなどと考えていると、おばちゃんがやって来た。


しかし、僕のテーブルにやって来たのは、ご飯とラーメンのラーメンセット。

おいおい、おばちゃん。チャーハン食べたくて来てんだからそりゃないだろうよ。

おばちゃんの間違いを指摘しようとした。

しかし、待て待て。これから就職しようともしている大人の男がこれぐらいのミステイクに事を荒立ててどうする?

社会に出れば理不尽なこともあるだろう。

こんなちっちゃなミステイク、見逃してやる器の大きさが必要なんじゃないか。

あいきょう、あいきょう、と自分に言い聞かせおばちゃんのミステイクを見逃してやることにした。

僕は、まずいラーメンとご飯という炭水化物のコラボに舌鼓を打つことに懸命で、さっきのミステイクなどとうに忘れていた。


『ウィン』

自動ドアが開き、

新たな客が入ってきた。



おばちゃん、ラーチャーハンセットね



神はまたもや試練を与えなさる。せっかく忘れていたのに。またチャーハンを思い出したではないか。

もう今度は頭から離れない。

もう、ダメだ。こんなとこ早く出よう。なかったことにしよう。早く出てチャーハンのことなんか忘れよう。


おばちゃん、さっさとお会計だ。


会計を済ませている最中、さっき入ってきた客の声が聞こえた。







チャーハンうめぇ!




東京に来て、初めて泣いた。

Choose 炒飯!!
[PR]
by ryouya04 | 2007-02-18 21:55