サムライ魂見せたろか?


by ryouya04

兄弟の杯。

バイト面接16連敗という看板背負って東京の地へ来た。

もちろん、バイトを探すためではない。終身雇用を狙ってこの東京の地へ来た。

ビバ終身雇用。ビバ団塊の世代。



そして、僕は幸運か不運なのか東京初日にして就職が決まってしまうかのような体験をした。

そう、まさしく直也さんがアメリカで体験したことの日本版だ。

友達と夜、下北沢を歩いていたときのことだ。


細い路地を歩いていると、何やら後ろから車の気配。

山縣組組長として、道を譲るわけにはいかない。下のもんにも示しがつかねぇ。

平然と道を闊歩した。

ドンっ


轢かれた。

スピードは出てなかったとはいえ轢かれた。

てめぇ、こんにゃろーめがと思い、車の中を睨んだ。

完璧な893だった。

ふたりとも、パンチ佐藤を彷彿させる軽めのパンチパーマ。

やばい、殺される。東京湾に沈められると思った。

車の中からウィンドウもあけずに、口パクで

『だ・い・じ・ょ・う・ぶ・か?』

と聞いている。

怪我はないが、ここで下手に痛がったら、新しい怪我が増えるかもしれない。

とりあえず、オーケーという意味合いを含んで、

バッチリ親指を立てた。

相手もこの僕の男気を認めてくれたのか、財布から何か取り出そうとする。

僕はいい、いいという素振りを見せて、もう行っていいというジェスチャーを送った。

彼らの車はプッ!という短いクラクションを鳴らして去って行った。

彼らは一度も窓を開けることなく、去っていった。


もし、あそこで僕がお金を貰っていたら、契りを交わしたことになり、僕は就職内定を戴けたかもしれない。

悔やまれる初めての就職活動。

あそこで親指ではなく、中指立てていれば、恐らく僕は今この文章を書いてはいない。

今頃、天国でばぁちゃんと再会していることだろう。

生と死の境界線なんてそんなもんだ。

親父の髪より薄い。


それでもヒトは生きたがるんだなぁ。

都営浅草線の電車の音がかっこいいです。

Choose Dead or Alive!!
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by ryouya04 | 2007-02-14 16:41